
良いドッグフードを選ぶ基準良いドッグフード(犬の餌) 選び方 選ぶポイント基準
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主原料は肉であるか
ペットフード公正取引協議会の規定により、使用量の多いものから80%までの原材料を表記する義務があります。 トップが肉であることが望ましい。
鶏肉(チキン)、ラム(羊肉)、鴨肉(ダック)、ターキー(七面鳥)などのように、肉の種類を明記しているものが良い。 ただし、チキンミール、鶏肉粉、乾燥鶏肉、鶏肉副産物などのように、○○ミール、○○肉粉、乾燥○○、ドライ○○、○○副産物の付くものは基本的にニセ肉と考えて良い。 さらに、肉類や家禽ミートのように、何の肉なのかはっきりしないものもは除外対象。
ただし、アレルギーやダイエットなどの特別用途のフードは、その目的から、上位主原料が魚だったり、穀物だったり、野菜だったりします。
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消化の良いアレルギー性のない穀物が主原料か
米、玄米、大麦、挽き割りミレット(キビ)が、穀類の中で、上位で使われているのが望ましい。 コーン(とうもろこし)、大豆、小麦は好ましくない。
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原材料に動物性脂肪が使われていないか
動物性の脂肪は、犬の食いつきを良くするため、ほとんどのフードで使用されている。 しかし、動物性脂肪は、フードに使用すると加工する段階で酸化が始まるため、有害な酸化防止剤が使用されている可能性が高い。 なので、使用されていないのが最も望ましい。 使用されていても、鶏脂、チキン脂肪、チキンオイルのように、何の動物性脂肪か明示しており、「ビタミンEやC、ミックストコフェロールにて抗酸化処理」のように、酸化防止剤の名前を明記しているのが望ましい。
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原材料の種類は多く使用されているか
原材料の種類が多いほど、多様な栄養素を摂れる可能性が大きい。 ビタミンやミネラルを除いて、原材料が15種以上が望ましい。 ただし、「米粉」「米糠」「挽き米」のように、実質的に同じ物を名前を変えて、種類を多く見せる場合があるので注意。
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ドライフードは触ってみて油っぽくないか
粗悪な肉類を使っていると、当然美味しくないため、食いつきを良くするため、オイルスプレーを使用する。 よって、粗悪なドライフードは触ってみると、手が油っぽくなる。
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酸化防止のためのアルミ包装になっているか
パッケージが単なる紙袋やビニール袋などではなく、酸化防止のために、窒素が充填されたアルミ包装が望ましい。
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保存料(酸化防止剤)・着色料の使用の有無を明記しているか
BHA、BHT、エトキシキン、プロピレングリコール等の危険な合成保存料を使用しているものは、除外すべし。 ドッグフードが長期間、腐らないのは保存料のたまもの。 その保存料を明記してないものは、更に怪しい。
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賞味期限が1年未満か
保存がきくということは、それだけ多くの保存料が入っているということ。 賞味期限が製造日から1年以上のものは、避けたほうが良い。
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以下の機関の検査をパスしているか
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CVMA (カナダ獣医学協会:Canadian Veterinary Medical Association) 動物栄養学やペットフードにおいては、世界トップレベルの認定基準を設けており、約8000人を超えるカナダの獣医師で構成されている大変権威のある公的機関。
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AAFCO (米国飼料検査官協会:Association of America Feed Control Officials) ペットフードの栄養基準・原材料・ラベル表示などに関するガイドラインを作っている政府諮問機関。 AAFCOは個々メーカーの製品に対して認定や承認をする機関ではないので、「AAFCO認定」「AAFCO承認」などの文言はありえない。 「AAFCOが制定した基準値をクリア」とは、自社が独自に行った検査の結果、AAFCOが提示する栄養基準を満たしていると勝手に言っているに過ぎず、実際には満たしていないメーカーがほとんど。
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ペットフード公正取引協議会 国内製造者、輸入販売者など表示の責任を持つ事業者46社が加入している団体で、国内販売量の90%以上をカバー。 当協議会の規約でも、総合栄養食の栄養基準として、AAFCOの栄養基準を採用。 この自主基準は、消費者団体、流通団体、有識者の意見・評価を必ず受け、その後に公正取引委員会から正式に認定を受けたもの。 当協議会の給与試験をパスすると、製品上に「総合栄養食」という表示が認められる。
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国産ペット自然食協会 (JPNFA:Japan Pet Natural Food Association) 「使用原材料を100%開示する」「不要な合成添加物は使用しない」「日本国内で製造する」を3原則に、安全・安心なペットの食事を提供する、生産者・販売者の集まりです。 2005年に発足。
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