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1-1 椎間板ヘルニアとは

人間や犬を初めとする脊椎動物の背骨(脊柱)は、いくつもの骨(椎骨)が連結して出来ていますが、椎骨と椎骨の間には、背骨にかかる衝撃を吸収するクッションのような役目をするゼラチン様物質(椎間板)があります。

しかし、加齢(老化)や先天的な要因(遺伝)で、椎間板の水分や栄養分が徐々に減少するため、弾力性を失い、もろくなってきます。 そうすると、激しい運動などにより背骨に強い衝撃がかかった際に、硬く変性した椎間板は衝撃をうまく吸収することができず、椎間板の本体である線維輪にひびが入りやすくなり、その結果、椎間板内部の髄核がその亀裂から外へ飛び出してくるわけです。

不運なことに、髄核は、中心からやや脊髄側に片寄っており、線維輪も脊髄側の方がやや薄くなっています。 そのため、椎間板物質は、脊髄側へ脱出しやすい構造になっています。 そのため、椎間板ヘルニアが起こると、椎間物質は後縦靱帯を突き破り、中枢神経系の本幹である脊髄や末梢神経の根管である神経根を圧迫し、激痛や麻痺が生じます。

このように本来、椎骨と椎骨の間にきちんと納まっているはずの椎間板が所定の位置から逸脱(突出・脱出)することを「椎間板ヘルニア」と言います。 椎間板ヘルニアは、犬において最も多い脊髄疾患の1つです。

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椎間板ヘルニアの予防法

四足で歩行する犬の背骨(椎骨が連なったもの)は、地面に対して水平方向に伸びているため、飛び跳ねることによる荷重が、背骨に対して垂直にのしかかり、椎骨同士をずらす方向に働くため、人間より椎間板ヘルニアになりやすいと言われています。

椎間板ヘルニアを防ぐには、背骨に負担をかけないことがとても重要です。 犬を肥満にさせないことは勿論、ソファやベッドなどの高所からジャンプさせないことです。

また、犬の胴体が水平方向に保っていられるのは、背骨自身ではなく、背骨の周囲を取り巻いている筋肉や腱のおかげなのです。 広大な大地を駆け回ることによって、しなやかで強靭な筋肉を作り、背骨にかかる負担から守ってくれます。