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2-1 脊柱 (せきちゅう)

脊柱とは、いくつもの椎骨が連なったもので、脊椎動物の頭蓋骨の真下から尾骨に至るまでの俗に言う「背骨」を指します。

犬の脊柱は、頸椎(Cervical、7椎)胸椎(Thoracic、13椎)腰椎(Lumbar、7椎)仙椎(Sacral、3椎が1個に癒合)尾椎(Coccygeal、6~23椎)の椎骨から構成されています。

椎骨と椎骨の間には、椎間板という衝撃を吸収するクッションのような働きをするゼラチン様物質がはさまっていて、関節を形成しています。 この関節部があることにより、背骨を曲げたり(屈曲)、反らしたり(伸展)、ねじったり(回旋)することを可能にしています。

犬の椎間板は、第2~第3頸椎間から第7腰椎~第1仙椎間までに存在し、第1~第2頸椎間には椎間板はありません。

脊椎は、「脊柱」の意味でも、「椎骨(脊椎骨)」の意味でも用いられます。

頸椎は「頸骨」、胸椎は「胸骨」、腰椎は「腰骨」、仙椎は「仙骨」、尾椎は「尾骨」を形成している椎骨の名称です。

脊柱 椎骨 頚椎 胸椎 腰椎 仙椎 椎間板 椎体 棘突起 脊髄
  • 頚 椎(Cervical、7椎)頚骨

    7個の椎骨から成り、それぞれ上からC1~C7と呼ぶ。

    この内、第1頚椎(C1=環椎)と第2頚椎(C2=軸椎)は、極めて特殊な形態をしている。 環椎は、頭蓋骨に接しており、リング状の骨である。 軸椎は、上方に向いた大きな突起(歯突起)があり、これが環椎のリングの中を貫通している。 この2つの骨の関節(環軸関節)により、頭部が左右に回転することを可能にしている。

    その他のC3~C6までの椎体は、ほぼ標準的な形をしているが、胸椎以下のものと比べると小さい。

    C1~C6の左右横突起の根元には、穴(横突孔)が開いており、この中を椎骨動脈が貫通している。 C7(隆椎)の棘突起は、特に発達しており、首を前屈させると隆起しているのが体表から見てもわかる。

  • 胸 椎(Thoracic、13椎)胸骨

    13個の椎骨から成り、それぞれ上からT1~T13と呼ぶ。
    胸椎は、ほぼ標準的な形の椎骨から成るが、肋骨と接しているため、椎体に肋骨との関節面がある。

  • 腰 椎(Lumbar、7椎)腰骨

    7個の椎骨から成り、それぞれ上からL1~L7と呼ぶ。

  • 仙 椎(Sacral、3椎が1個に癒合)仙骨

    3個の椎骨が癒合して1つの骨(仙骨)を形成しているため、それぞれの椎骨の間に椎間板は存在しない。
    仙骨は、腸骨と仙腸関節を介して強固に結合し、骨盤の一部と成っている。

  • 尾 椎(Coccygeal、6~23椎)尾骨

    尻尾の長さによって、尾椎の数は6~23個ある。
    尻尾の長さによって異なるが、それぞれの尾椎が癒合して、1つないし複数個の尾骨を形成している。