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4-4 椎間板ヘルニアの改善率回復率

あくまでも目安として、以下のようなグレード別の椎間板ヘルニアの改善率一覧があります。

実際問題、どの程度犬が改善するかどうかは、内科療法(ケージレスト薬物療法)においては、飼い主がいかに犬を絶対安静させることができるか、外科療法(手術)においては、獣医師の技能のいかんにかかっています。

改善するかどうかの境界線はグレード5です。 深部痛覚を消失し完全麻痺になったグレード5になると、極端に改善率が下がり、手術が成功しても、改善する確率はおよそ半分以下というのが注目する点です。

内科療法 外科療法
グレード 1 90~100% 90~100%
グレード 2 85~100% 95~100%
グレード 3 85% 90~95%
グレード 4 50~80% 90% (75%は歩行可能に)
グレード 5 5~7% 50~60% (48時間以内)  6% (48時間以降)

椎間板ヘルニアの術後の経過

術後の患部周辺からの出血は、脊髄の圧迫を引き起こすことにつながる重大な合併症の1つです。 特に、術後に起こりうる脊髄の腹側直下にある静脈洞からの再出血を防ぐために、術後3日間は安静にすることが重要です。

術後4~7日で退院(自力排尿可能かが目安)、術後15日程度で抜糸を行い、退院後は速やかにリハビリを開始して、麻痺した神経の回復を図ります。

術前のグレード(重症度)とリハビリ治療の良否にもよりますが、一般的に1~2週間ほどで腹部を手で支えると、足を前に動かしたりするようになり、2~3週間ほどで自発的に立つことができるようになり、4週間ほどでふらつきながらも歩行ができるようになり、見た目に分からないくらいまで回復するには2ヶ月以上かかります。

場合によっては、術前よりも一時的に症状が悪化することもあります。 例えば、術前には自発排尿できていたのが、一時的に排尿困難に陥ったりします。 その場合は、膀胱を圧迫して排尿させる必要があります。