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犬の脊髄疾患の中で最も多いのが椎間板ヘルニアですが、もしそうでない場合、椎間板ヘルニアとほぼ同様の症状を示す他の病気として以下の疾患が考えられます。

一般的な小規模の動物病院では、まともな神経学的検査もせず、背骨をさわって痛がるかどうか確認し、レントゲン撮影して異常なし。 「1週間分のステロイド(抗炎症鎮痛剤)と1週間の安静」で済ませてしまうのが現状です。

本当に椎間板ヘルニアかどうか、またはその他の疾患を確定診断するためには、全身麻酔下で、CTやMRIなどの精密な画像検査が必要です。

6-4 椎間板ヘルニアの症状に似た関節疾患

膝膝蓋骨脱臼(小型犬に多い)、多発性関節炎(小型犬に多い)、股関節脱臼(大型犬に多い)、股関節形成不全(大型犬に多い)、圧迫骨折など。

6-4 椎間板ヘルニアの症状に似た脊髄疾患

  • 進行性脊髄軟化症

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  • 変性性脊髄症

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  • 脊髄梗塞(線維軟骨塞栓症)

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  • 脊柱管狭窄症(椎間孔狭窄症)

    脊髄の通路である脊柱管が狭くなることにより、脊髄を圧迫する病気。

    一般的に、加齢により発生する脊髄・脊椎変性症(変形性脊椎症)で多く見られる病態ですが、椎間板ヘルニア、骨粗しょう症、腫瘍によって引き起こされる場合もある。

    発生する背骨(脊柱)の部位によって、変性腰仙狭窄症(変性性腰仙部狭窄症)などとも呼ばれる。

  • 椎間板脊椎炎

    椎間板とそれに隣接した椎体(椎骨)が細菌感染して炎症(骨髄炎)を起こす病気で、膀胱炎や歯肉炎などによる血行性の細菌感染が原因とされています。 同種の病気に、化膿性脊椎炎(脊椎カリエス)や結核性脊椎炎があります。

    抗生物質の2~4週間程度の投与が主な治療法。 抗炎症剤としてステロイド(免疫抑制作用を持つ)の使用は、禁忌で非ステロイド性の薬剤を使用。

  • 脊髄腫瘍

    脊髄およびその周囲組織にできる腫瘍により脊髄が圧迫される病気。 具体的には、「脊柱管内の硬膜の外側にできるタイプ(硬膜外腫瘍)」「脊髄と硬膜の空間に出来るタイプ(硬膜内髄外腫瘍)」「脊髄の内部に出来るタイプ(髄内腫瘍)」の3種類がある。

  • 脊椎腫瘍

    脊椎(正式名:脊柱)にできる腫瘍により脊髄が圧迫される病気。

  • 外傷性脊椎損傷・外傷性脊髄損傷

    交通事故などにより、背骨(脊柱)が損壊を受け、その結果2次的に、その背骨の中に入っている脊髄が外傷性の損傷を受ける病態。

  • 脊髄空洞症

    脳脊髄液の存在する脊髄腔(クモ膜下腔=クモ膜と軟膜の空間)に大きな空洞が出来、脊髄を圧迫する病気。

    「キアリ奇形に伴う脊髄空洞症」「癒着性くも膜炎に伴う脊髄空洞症」「脊髄腫瘍に伴う脊髄空洞症」「脊髄出血後の脊髄空洞症」の4種類がある。

  • 後縦靱帯骨化症(OPLL)

    脊椎椎体の後縁を上下に連結し、脊柱を縦走する後縦靭帯が骨化し肥大した結果、脊髄が入っている脊柱管が狭くなり、脊髄や脊髄から分枝する神経根が圧迫されて知覚障害や運動障害等の神経障害を引き起こす病気。

6-4 椎間板ヘルニアの症状に似た脳疾患

  • 髄膜炎・髄膜脳炎・脳脊髄膜炎

    中枢神経である脳や脊髄を覆う髄膜に炎症を起こす病気。

    細菌性髄膜炎と無菌性髄膜炎に大別され、細菌性は、細菌が血液を介して髄膜を侵す疾患で、細菌は、咬傷・歯肉炎・中耳炎・その他の感染部位から侵入。 無菌性は、ウイルスやバクテリアが感染源。

  • 脊髄炎・脳脊髄炎

    脊髄に細菌等が入ることで炎症を起こす病気で、髄膜炎も併発することが多い。

    麻痺、発疹や発熱、痙攣などの神経症状が現れる。

    ① ウィルス性:犬ジステンバー、狂犬病、ヘルペス、アデノウィルス、パルボウィルス
    ② 細菌性:ブドウ球菌、ぺスツレラ菌
    ③ 真菌性:ブラストミセス症、アスペルギルス症、コクシジオイデス症、ヒストプラズマ症
    ④ 原虫性:トキソプラズマ
    ⑤ リケッチア性:エールリッヒア病、ロッキー山紅斑熱
    ⑥ 寄生虫性:犬糸状虫症、キュテレブラ症
    ⑦ スピロヘータ-:ライム病
    ⑧ 突発性:肉芽腫性髄膜脳脊髄炎、ステロイド反応性髄膜脳脊髄炎、化膿性髄膜脳脊髄炎、非化膿性髄膜脳脊髄炎

  • 脳腫瘍・髄膜腫

    脳から発生した「原発性脳腫瘍」と、癌細胞が体の別の部分から脳に広がる「転移性脳腫瘍」の2種類がある。

    犬の脳腫瘍の最も一般的なタイプは、脳と脊髄を取り囲む髄膜に発生する良性の腫瘍である「髄膜腫」。