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抜歯後の経過と処置

三根歯である上顎第4前臼歯抜歯すると、痛々しいくらいに、「抜歯箇所の頬」「目の下」「鼻筋横」の3箇所に渡って全体的に腫れます。 目の下も腫れることから、圧迫された目は小さく見えます。 腫れのピークは、抜歯当日の夜または翌朝で、その後4日間で腫れは完全に消失します。

炎症によって、患部周辺では、血液・リンパなどの滲出液(漿液)がどんどん生産されます。 この滲出液の増大が腫れの主な原因です。 行き場のなくなった滲出液は、抜歯の縫合箇所からちょろちょろ排出されます。

抜歯窩(ばっしか:抜歯穴)を埋めるほど歯肉が増大していくには、傷口に血餅(けっぺい:凝固した血液=血糊)ができることが絶対条件のため、出血した血が固まりやすい環境を作るために、歯肉を縫合して、抜歯窩を密閉するわけです。

顔の腫れの消失とともに、縫合箇所から滲出液も出なくなり、抜歯後14日で、抜歯窩は歯肉で完全に埋まります。 溶ける糸(吸収性縫合糸)は徐々に体内に吸収され透明化していきますが、完全に溶けるには2ヶ月ほどかかります。

抜歯後の注意点


処方された抗炎症鎮痛剤は、忘れないように服用させましょう。

抜歯の翌日には、食事が摂れます。 ただし、縫合箇所に負担をかけないように、しばらくは硬い物は避け、お粥(通常の餌に水を混ぜてふやかす)にします。

また、患部周辺の歯磨きは、抜歯後の1週間は避けた方が無難でしょう。 毛先が患部の中に入る可能性があります。 患部周辺以外の歯は、普段通り行い、口の中を清潔にしましょう。